PROFILE

私は、幼少の頃、大病を患い。当時の医師がさじを投げる中、人づてに天台宗のお寺に預けられ密教により一命を取り留めたのであります。

それを切っ掛けに、その天台宗のお寺にて密教について修行が始まり、大先生から「これから、末法の世となる。明道よ、己は末法の世を照らす灯台の一つとなり人々を照らして行く人間となれ。」と、説かれ幼い私の育ての親となり、宗教とは何か、人とは何かを学ばせて頂きました。

そして時が流れ、私は青年となりごく普通の生活を送るようになっておりました、そして大先生の訃報を聞きお寺に駆けつけ、お見送りをしたのでありますが、最後に大先生は私に遺言を残してくださったのであります。

「明道よ、お主が始めてこの寺に来た時、この子の命をこの世に留めてよいものかと思案した。それは、あまりにも霊質が高く。このままでは邪悪な物に取り殺されてしまうか、邪悪な物の切っ先となり、地獄に落ちるしか道はないと思ったが、ご両親を見てこのご家族であれば、何とかなるのではと思い、お主に密教を学ばせたのである。これからは、お主の守護は、この寺ではなく。お主自身である。強く生きよ。」

と、記されておりました。

それからといううモノ、摩訶不思議な出来事ばかりでなかなか信じがたい事ばかりの日々を過ごす中、独自に己を磨き、摩訶不思議な仲間も出来、今に至るのであります。